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越谷心療内科
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心療内科に行ってはいけない人とは?

心療内科は、心の不調を抱える方にとって大切な場所です。しかし、「心療内科に行ってはいけない人」というキーワードで検索する方がいるのも事実です。これは、心療内科に対して不安や誤解を抱いている、あるいは過去に芳しくない経験をした方がいることを示唆しています。

この記事では、心療内科を受診すべきではないケースや、心療内科以外の選択肢、そして後悔しない心療内科選びのポイントについて詳しく解説します。

心療内科に行かない方が良いと感じるケースとは?

心療内科の受診を検討しているものの、「本当に自分は行くべきなのか」と疑問を感じる方もいるでしょう。以下のような状況では、心療内科以外の選択肢も考慮することをお勧めします。

1. 身体的な不調が主な場合

「気分が落ち込む」「やる気が出ない」といった症状の裏に、甲状腺機能の異常や貧血、睡眠時無呼吸症候群など、身体的な病気が隠れていることがあります。これらの身体的な不調は、精神症状と似た症状を引き起こす場合があるため、まずは内科や専門科で身体的な検査を受け、原因を特定することが重要です。

心療内科でも身体的なスクリーニングを行うことはありますが、より専門的な検査が必要な場合は、適切な診療科への受診を促されます。

2. ストレスの原因が明確で、セルフケアで対処可能な場合

一時的なストレスや環境の変化による心身の不調であれば、十分な休息、趣味の時間、友人との交流、適度な運動など、セルフケアで症状が改善することもあります。例えば、仕事の繁忙期が終われば自然と気分の落ち込みが軽減するといったケースです。

しかし、セルフケアを試しても症状が改善しない、あるいは悪化するようであれば、専門家のサポートを検討する時期かもしれません。

3. 精神的な疾患に対する誤解や偏見が強い場合

「心療内科に行くと薬漬けになる」「精神科に通っていることを知られたくない」といった誤解や偏見が、受診へのハードルを上げてしまうことがあります。しかし、心療内科は、精神疾患の治療だけでなく、ストレス軽減や心の健康維持をサポートする場所でもあります。

現代では、メンタルヘルスに対する理解も深まり、心療内科の受診は決して特別なことではありません。正しい知識を持つことで、不必要な不安を取り除くことができます。

4. 医療不信がある、あるいは医師との相性に強いこだわりがある場合

過去に医療機関で不快な経験をした、あるいは特定の医師に対して不信感がある場合、心療内科の受診そのものに抵抗を感じることがあります。また、医師との相性は治療効果にも影響を与えるため、強いこだわりがある場合は、複数のクリニックを検討したり、初診時に医師とのコミュニケーションを重視したりすることが大切です。

心療内科以外の選択肢も知っておこう

心療内科以外にも、心の不調をサポートしてくれる場所はたくさんあります。

1. カウンセリング

心療内科は医師による診察と投薬が主ですが、カウンセリングは臨床心理士や公認心理師といった専門家が、対話を通じて問題解決をサポートします。薬を使わずに自分のペースで心の整理をしたい方、特定の悩みについて深く掘り下げていきたい方に適しています。

2. 公的な相談窓口

各自治体や保健所では、心の健康に関する相談窓口を設けています。無料で利用できる場合が多く、まずは相談だけしてみたいという方にお勧めです。匿名で相談できるホットラインなども存在します。

3. 職場や学校の相談室

企業や学校によっては、産業医やスクールカウンセラーが常駐しており、心身の不調や人間関係の悩みについて相談できます。身近な場所で、気軽に相談できる点がメリットです。

後悔しない心療内科選びのポイント

もし心療内科の受診を決めたら、後悔しないためにも慎重にクリニックを選びましょう。

1. 医師との相性

医師との相性は治療の継続に大きく影響します。初診時に、医師がじっくりと話を聞いてくれるか、質問しやすい雰囲気かなどを確認しましょう。もし合わないと感じたら、別のクリニックを検討することも大切です。

2. 診療方針と説明の丁寧さ

どのような治療方針で進めるのか、処方される薬の効果や副作用について、丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。患者が納得して治療を受けられるような、透明性の高い説明が重要です。

3. アクセスと通いやすさ

定期的な通院が必要になることもあるため、自宅や職場からアクセスしやすい場所にあるか、診療時間帯が自分のライフスタイルに合っているかなども考慮しましょう。

4. 口コミや評判

インターネット上の口コミサイトや、実際に受診したことのある知人からの情報も参考になります。ただし、あくまで個人の感想であることを念頭に置き、鵜呑みにしすぎないようにしましょう。

5. 専門分野の確認

心療内科の中でも、うつ病、不安障害、睡眠障害など、医師によって専門分野が異なる場合があります。自分の症状に合った専門性を持つクリニックを選ぶと良いでしょう。

まとめ

「心療内科に行ってはいけない人」という検索キーワードの背景には、心療内科への不安や誤解、あるいは受診の必要性そのものへの疑問があると考えられます。

心療内科の受診は、心の不調を改善し、より健やかな生活を送るための大切な一歩です。しかし、無理に受診する必要はありません。身体的な不調が隠れていないか、セルフケアで対処できるか、他の選択肢はないかなどを冷静に判断し、自分にとって最適な方法を選ぶことが重要です。

もし心療内科の受診を決めた場合は、医師との相性や診療方針などを考慮し、納得のいくクリニック選びを心がけましょう。心の健康は、日々の生活の質を大きく左右します。一人で抱え込まず、必要に応じて専門家のサポートを積極的に活用してください。

監修者

根木 淳代表医師

愛知県生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、大手金融機関に勤務。2005年、秋田大学医学部卒業後、名古屋市立大学医学部精神科に入局。八事病院、三重県立子ども心身発達医療センターなどで研鑽を積む。京都大学医学部大学院とfMRIによる精神症状の脳機能の共同研究を経て慶應義塾大学大学院精神・神経科に入局。東京大学工学系研究科と連携して自動車運転の認知機能と安全性についての研究を行う。大学病院での診療、戸田病院、秋元病院、ガーデンクリニックなどでの診療業務に併行して、外資系及び国内大手IT企業、外資系大手コンサルティングファーム、テレビ・インターネット通販企業、都市銀行、国内大手証券会社、総合商社、特許翻訳・知財コンサル系企業、建設コンサルタント企業、広告代理店、大手旅行代理店、独立行政法人(公的法務支援機関)、大手不動産、大手企業信用調査会社、グローバルEC系企業、大手アパレル企業、国内最大手スーパーなど、都心大企業を中心に50社以上の産業医として企業のメンタルヘルスに従事。令和2年5月、北越谷駅前さくらメンタルクリニック院長に就任。併行して産業医業務に従事している。

【資格・所属学会など】
日本精神神経学会専門医・指導医
精神保健指定医
日本医師会認定産業医
日本老年精神医学会専門医・指導医

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