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越谷心療内科
さくらメンタルクリニックの
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発達障害からニューロダイバーシティ(神経多様性)へ

   発達障害という言葉はずいぶん浸透してきましたが、それが何かという具体的なイメージを持ってらっしゃる方は、まだ少ないかもしれません。
私が持っているイメージは、天に与えられた才能を持って生まれた方、というイメージです。そして、その多くの方は、発達障害とは気づかずに、社会に適応して、普通に働き、普通に暮らしていますし、会社の経営者には発達障害の人が多いとも言われています。
   DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版)が改訂され自閉症に「スペクトラム」という概念が導入されてから、程度の違いはそれぞれですが、全体で見ると普通の人たちからの連続であるという認識がますます広まってきています。つまり、「障害」という言葉が持つイメージとはまったく違うのです。その反省から、DSM-5の日本語訳では、「○○障害」という診断名をやめて、「○○症」という名前に変わっています。「発達障害」は、正式には「神経発達症」という名前に変わっています。
   さらに、「障害」ではなく「ニューロダイバーシティ(神経多様性)」と捉える活動も広まってきています。経済産業省もニューロダイバーシティの概念を推進しており、「発達障害のある人が持つ特性(発達特性)を活かし活躍いただける社会を目指します」としています※。
   一方で、残念ながら発達障害の方の苦手な部分ばかりが注目され、生きづらさを抱えて、心療内科受診や検査を受けることを考えておられる方もいらっしゃるでしょう。恐れずに一歩を踏み出してみたら、今よりご自身に合う環境で、ストレスの少ない暮らしができるようになるかもしれません。発達特性があるからこそ、その可能性を秘めているのではないでしょうか。

参考:経済産業省「ニューロダイバーシティの推進について」

監修者

院長 村重直子

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