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越谷心療内科
さくらメンタルクリニックの
クリニックブログ
教育を諦めないで:ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)
2025.11.01
院長のつぶやき
限局した興味や、過集中する能力は、天から授かった才能です。興味のあることなら、集中して何時間でもやり続けることができる場合があります。人並みはずれた集中力を発揮し、人並みはずれた作品を作り出したり、素晴らしい業績をあげたりします。文字通り「寝食を忘れて」、粘り強く、とことん追及する能力です。
大人になれば、関心あることに集中できる環境で能力を発揮できる仕事を探そう、となるわけですが、子どものうちは、すべての教科の勉強を強いられ、興味のない分野の勉強をしようとしてもなかなか頭に入らなくてつらいというケースがあります。あまりにつらくて、学校に行けなくなる場合もあります。不登校になり全く勉強しなくなってしまうと、大人になってから才能を活かすチャンスが減ってしまいそうで、残念です。学校とは違う場でも、そのお子さんなりの「学び」を続けていただきたいと思います。
先日、とても嬉しいことがありました。勉強しなくなってしまったことを心配していたお子さんが、誰に言われたわけでもなく、自分から、知らない言葉を調べてまとめたノートを見せてくれたのです。自信に満ちた誇らしげな笑顔が、とても印象に残っています。「明るくなった」と、お母様も喜んでおられました。
それぞれのお子さんに合う「学び」の形を見つけられるといいですね。
監修者
院長 村重直子
当院は埼玉県越谷市の南越谷駅から徒歩1分、新越谷駅から徒歩2分という立地で、うつ病、不安障害、パニック障害、不眠症、適応障害、児童・思春期のメンタルケアまで幅広く対応し、一人ひとりを大切に診療に当たっております。
私はこれまで、ニューヨークのベス・イスラエル・メディカルセンター、国立がんセンター中央病院、様々なクリニックや訪問診療など、多様なライフステージに応じた幅広い医療に携わってまいりました。
一人ひとりに寄り添い、その方の人生に伴走する医師でありたいと願って診療しています。
特に児童精神科・思春期のメンタルケアでは、一人の母親としても共感を持ちながら、お子さんの「過去・現在・未来」を一緒に考えてまいりましょう。思春期ではご本人の意思を尊重し、必要に応じて親御さんと別々の時間を設けることもございます。すべては、将来、お子さんの持つ可能性が花開く時のために。
心の不調でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。越谷市を中心に、地域の皆様の頼れる診療所として、スタッフ一同、誠意をもって診療にあたります。