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越谷心療内科
さくらメンタルクリニックの
クリニックブログ

ASD(自閉スペクトラム症)とLD(学習障害)の併存が疑われる例

病名

   DSM-4(精神疾患の診断・統計マニュアル第4版)の頃に、自閉症、アスペルガー症候群、広範性発達障害と呼ばれていたものが、DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)では、まとめて自閉スペクトラム症とされました。
   LD(学習障害)は、英語圏では一般的にディスレクシアと呼ばれますが、DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)ではSLD(限局性学習症)となっています。

相談内容

   ⾼校2年⽣の⼥の⼦。⼩学校では陰⼝を⾔われたりしてつらかったけれど頑張って通っていましたが、中学1年生でいじめられ、中学3年間は学校に⾏く⽇の朝になると頭痛や腹痛に襲われ、学校に⾏けたり⾏けなかったりする⽇々が続きました。中学3年生のとき、あるメンタルクリニックを受診したところ、「起⽴性調節障害」と⾔われたことがあります。
   仲の良い友達が数⼈いて、友達と遊ぶのが好きですが、⼈付き合いやコミュニケーションに苦⼿意識があります。学校の集団⾏動も苦⼿です。国語の問題で、登場⼈物の気持ちを聞かれると答えられません。⼈の多いところが苦⼿で、教室で周りの⼦が椅⼦をガタガタさせる雰囲気や、ガヤガヤ⾳がするフードコートも苦⼿です。
   学習⾯では、全般的にテストの点は⾼いのです。ただ、漢字を覚えるのは苦⼿、⾳読はできるが詰まってしまってスムーズに読めない、数学では⽂章題から式を⽴てるのが苦⼿、九九を覚えるのが苦⼿だったが⼈並み外れた努⼒で覚えた、英語のスペルを覚えるのが苦⼿、英語を読むより⾳で聞くほうがよく理解でき、ヒアリングが得意といった特徴があります。
(※複数の症例から個人を特定できないように加工しています)

経過・考察

   お⼦さんが安⼼して学習できる環境を整えてあげましょう。お⼦さんに合う学習⽅法を探すことも重要です。

監修者

院長 村重直子

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